助産師求人サイトを使って、よりよい求人情報を

<求人倍率>は仕事を探している人の1人あたり何件の求人件数があるかを示すひとつの経済指標です。 1.0よりも上の求人倍率である場合は、仕事を探している人よりも求人数の方が多くなっています。 助産師求人サイトを使う助産師転職者には優位な状況で仕事を選べることを指しています。

ここでは、助産師の求人倍率は高い水準で売り手市場になっていることを説明します。

10年以上にわたり「景気の低迷」「世界的な不況」「雇用不安」が原因となって一般職の求人倍率は厳しい状態が継続しています。 2011(平成23)年10月時点での有効求人倍率は0.67倍で、正社員に限った有効求人倍率は0.43倍です。

一方、助産師の求人倍率は約4.0倍から5.0倍の間で推移しています。 一般職とは全然違った環境にあり、とても高い求人倍率となっています。 勤務先の選択肢はひとりあたり4件から5件の中から選べる売り手市場になっています。

助産師は心と体の両面から妊産婦をサポートをする専門職でお産のスペシャリストです。 女性の妊娠・出産・産後の各段階で母子の健康をしっかりと管理することがメインの役目です。 具体的には「母体への医学的な観察・指導」「助産」「新生児の観察」「へその緒の切断や傷口処理」があります。>

また出産後は「新生児ケア」「保健指導」「授乳教育」「育児相談」など広範囲に母子をサポートします。 いつ生まれてくるか予想できない赤ちゃんに合わせてフレシキブルな対応が必要になります。 当然ですが不規則な勤務時間になり出産は長時間に及ぶことも珍しくありません。 体力的にはとてもハードで流産や死産などの辛い現実との対面もあるでしょう。

少子化が影響になり産婦人科医が激減しており病院など医療機関でも産科を閉じるケースが多く、簡単にお産ができない新たな社会問題が生じています。 また医療介入が少ない自然分娩や自宅分娩を希望する女性も増加しています。 女性の妊娠や出産をサポートするために独立開業もできる助産師の存在意義は見直されています。

そういったニーズの高まりの反映が4.0倍や5.0倍の求人倍率になっているのでしょう。 「ライフスタイルに沿った働き方をしたい」「年収をアップさせたい」「スキルアップしたい」と考えている助産師には絶好のチャンスが訪れているのです。

助産師の開業事情

助産師とは正常な出産を介助する仕事です。 異常のない出産であれば、助産師が中心になってお産を助けることになります。

近年では助産師外来を設置して、妊娠から産後までを全面的にケアする病院が増加してきました。 助産師外来において、助産師ならではの仕事と役割を充分に活かすことができます。

しかし、助産師は薬剤や産科機器を使用することはできません。 なので、帝王切開を必要とするお産などの異常分娩においては、医師をサポートする役割に回ります。

助産師は病院や診療所などの医療機関や、保健所、家庭などの様々なところで活躍していますが、助産師は『産院(助産所)』を開業する権利があります。

平成14年度には全国に730の助産所がありました。 助産師として働いている人の6.2%が助産所で勤務しており、病院勤務は68.7%、診療所は17.6%というデータが出ています。

最近では、自宅や助産院で出産を希望する人も増えており、需要増加に伴って助産院を開業する助産師もいます。 また、助産師は妊娠中の女性以外にも、性と生殖の健康に携わって、思春期や更年期にあたる女性を助ける仕事も行っていたり、虐待の予防や異性間の暴力の予防を行っている人もいます。

しかし、助産師は助産院を開業する権利があるにも関わらず、開業だけでなく存続も危ぶまれています。 改正医療法第19条が平成19年に施行され、助産院は嘱託の産婦人科医と病院を定めることが義務化されました。

ですが、産婦人科医が不足している現状や病院や診療所が連携を渋っていることもあり、一筋縄ではいかないようになったのです。 助産師は開業できるという権利があるものの、医師や病院からの承諾を得ないといけないという矛盾も問題になっています。

助産院というのはお産に関する様々なケアを発信してきました。 カンガルーケア、自然出産、母乳育児…多くの女性が求めているケアをつくってきました。 助産院がなくなってしまうということは、女性にとって深刻な事態だと言えるでしょう。

助産師のルーツと歴史を辿る

助産師は昔から助産師と呼ばれていたわけではありません。 『取り上げ婆』という職業として親しまれてきました。 産科医との区別がはっきりしたのは明治7年のことです。

まず、明治元年に太政官布達が公布され、関係法規が定められました。 それから数年経って明治7年になって、主要都市である東京・京都・大阪に医制が発布され『産婆』という名称に変わったのです。

この時に初めて免状制となりました。

さらに明治23年に、産婆規則、産婆試験規則、産婆名簿登録規則が発布されて新たな規定が増えました。 産婆の業務範囲が定められただけでなく、試験のことや資格、産婆名簿の登録が義務付けられ、全国において資質水準が統一されることになりました。

『助産婦』と呼ばれるようになったのは昭和23年からです。 昭和23年に護婦規則や保健婦規則などの保健婦助産婦看護婦法が統一され、助産婦と名称が変わりました。 それまでは県登録の免許でしたが、国登録の生涯免許に大きく変化を遂げたのです。

平成14年になって現在の『助産師』という名称に変わりました。 保健婦助産婦看護婦法から保健師助産師看護師法に改正され、現在に至ります。

助産師になる為には、まず国から許可されている助産師教育課程に入学しなければなりません。 そして所定科目を履修し、免許を取るという方法です。

助産師は妊娠から分娩、産後のケアやアドバイスを行う仕事を担っており、自分の責任を持って分娩の介助と新生児のケアができなくてはいけません。

助産師が行なうケアというのは、予防的な処置から母子に異常がないかを見つけたり、時には医学的な援助を養成することもあります。 もし、医学的援助が受けられない時には、緊急処置を行います。

また、助産師は家庭内や地域の人たちの健康相談や教育を行う役割も担っています。 妊婦さんなどのケアを必要としている人たちだけでなく、多くの人と関わっているのです。

つまり、助産師は女性の健康に密接しており、それに関わる家族や地域社会にも貢献する仕事だということです。

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