助産師が医療行為ができる範囲について

医学的な判断や技術がないと人間の体に危害を及ぼす危険な行為が医療行為です。 医師や医師の指示をうけた看護師・助産師など医療スタッフに限定して処置や治療と言った医療行為が認められているのです。

助産師については助産に関係する医療のみに限定して医療行為が認められています。 ここでは、助産師が医療行為ができる範囲についてご紹介いたしましょう。

保健師助産師看護師法によると「保健師・助産師・看護師・准看護師」は医師や歯科医師の指示がなければ、診療機械を使ってはいけないとされています。 医薬品を投与したり医薬品に指示をする場合でも医師や歯科医が行うのでなければ衛生上危害を生じる行為は禁止されています。

例外の臨時応急手当をしたり浣腸をしたりと助産師の業務に付随する場合は医療行為が認められています。 出産に付きものの「へその緒を切る」という医療行為は助産師に認められているわけです。

助産師が助産院を独立開業できるのは助産に関わる医療行為を限定として認められているからです。 けれども切開や投薬などの医療行為は認められていません。 あくまでも正常分娩に限定して内診や助産ができることを忘れてはいけません。

「赤ちゃんの心音が聞こえない」「赤ちゃんが逆子だ」「帝王切開が必要にあった」……などの異常分娩が発生したら、病院や医療機関に至急搬送されて産婦人科医が対処します。 日本全国で約300箇所の助産所や助産院がありますが全分娩の約1%程度です。 1年間で約15,000人の妊産婦が病院以外の助産院や自宅で助産師立ち会いのもと出産しています。

助産院で出産するメリットは医療介入がないから、自然なお産で家庭的なリラックスしたお産ができることです。 じっくりと内診を受けることができ、妊娠・出産・産後・育児相談まで一貫して見守ってくれるのも心強いです。 ちょっとしたことでもいつでも相談できる体制が人気になっています。

けれども助産師の医療行為は限定的です。 状況の急変や何かが怒った場合は、適切な医療行為ができる病院と緊密な連携を取れることが基本になります。 助産院で自然分娩を希望する妊産婦も助産師ができる医療行為は限定的であることをしっかりと理解をしなければなりません。 緊急事態の場合は母子の健康を最優先して医療機関で産科医の受診を受け入れることが大切です。

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